もしもの為に確認しておくべきこと
最近の現場は、労災保険に入っているかどうかの確認があります。もし、入っていなければ加入してくるように言われます。もしもの事が起こった時を想定しての事だと思うのですが、正直面倒くさいと感じていました。 ただでさえ、不安定な一人親方という身、余計な出費はしたくないと感じていました。しかし労災保険に入っていてよかったと思える出来事があり、その考えが変わりました。 その出来事とは、自分が現場で起こした事故です。 その事故により足の骨折と顔面を陥没骨折しました。事故が起きた時に意識はなくそのまま救急車で運ばれたらしいです。 入院した時に、何よりも不安になったのが、自分が入っている保険の保証ってどの程度なのだろうか?ということでした。正直、入れと言われて入っただけで、詳しい保証などはしっかりと見ていませんでした。保険の内容も気になっていましたし、入院費のことも気がかりでした。保険料では足りないだろうなと不安に感じていました。 しかし、心配していたような事は起こりませんでした。入院費も支払ったのは食事代と寝巻代だけでした。 その上、入院していた日数分の最低保障額も入金されていました。 現場に入るために仕方なく入った労災保険に、こんなに助けられるとは考えてもみませんでした。やはり、年長の方々や、責任ある立場の人が言うことに間違いはないのだろうなと妙に感心しました。保険というものは、もしもの事が起こった時に本当に役に立ちます。ただ、普段はお金が無駄に消えていくだけに思いがちです。今回の件で、本当に無駄ではないと知れました。無駄ではないどころか、本当に助けられました。 退院してからは、もう一度保険について考えて自分の身をしっかりと守れるようにしておこうと思いました。