労働者でもあり経営者でもある一人親方!

労働者でもあり、経営者でもある。二つの立場の間で微妙に揺れ続けなければならないからこそ、一人親方の立場や仕事は難しい。そんな一人親方の生活にぜひ役立ててほしい!知って得する情報がこのサイトには詰まっています。

労働者でもあり経営者でもある一人親方!

一人親方労災保険制度について

一人親方とは、労働者を雇うことなく、自分自身や家族などだけで業務を行う個人事業主の事を言います。事業内容としては、建設業や個人タクシー業者・林業など多岐にわたります。

一人親方は、保険制度について考えた場合に、大きな問題点があります。 事業主は、労働者を一人でも雇用していれば労災保険に加入しなければならなりません。しかし、一人親方の場合は、労働者を雇用していないので加入義務がありません。

また、一人親方は労働基準法上の労働者とみなされません。労働基準法が認める労働者とは、「事業又は事務所に使用される者で、賃金を支払われる者」となっています。一人親方は、業務委託や個人請負などで仕事を請け負っているので、受け取ったお金は賃金とは認められていないからです。

そうなると、一人親方には労災保険が適用されません。しかし、一人親方が仕事中に不慮の事故などに遭遇した場合に何も補償を受けられないのでは、色々と不利益を生じる場合もあります。

そこで、労働者にあたらなくても、業務の内容などの一定の条件を満たした一人親方であれば、任意加入より労災給付が受けられる制度があります。これが一人親方労災保険制度です。

この保険に任意加入する事により、業務災害や通勤災害による補償を受けられるようになります。 いかなる時に事故が発生するかは予測できません。特に、建設業などは事故が多い業種です。ですから、一人親方でもし一人親方労災保険制度へ加入をしておられない方は、加入する事をお勧めします。